サインバルタを服用したら車の運転は危ない?

 

いろいろな事故があったこともあり、今は「医薬品服用中の車の運転」にはかなり慎重な社会になっています。特にサインバルタは抗うつ薬ということもあり、「車の運転はまずいのでは」と思う人もいるはずです。

 

まず見ておきたいのは「添付文書」の内容です。実は、当初は「サインバルタ服用中の運転は禁止」とされていました。眠気やめまいなどの副作用があり、運転中に寝てしまうのではないか、などの懸念があったからです。

 

しかし、2016年10月に添付文書の改訂が加えられ、「十分注意」という扱いに変更されました。サインバルタを服用している人が増えているため、日常生活などの影響も考えた裁定となります。

 

そのため、現状では「しっかり注意を払った上でなら」運転は可能という扱いとなっています。

 

運転にはどんなリスクがある?

 

「十分注意すれば車の運転は可能」という扱いになったわけですが、十分注意するには「サインバルタを服用すると、運転にどんな影響があるか」を知っておかないといけません。

 

ここで注目すべきなのは、「サインバルタを服用することによって、神経伝達物質が過剰になった」状態の体の変化です。

 

神経伝達物質

過剰になった際の変化

セロトニン

・強い眠気が出る

・めまいが出る

ノルアドレナリン

・怒りっぽくなる

 

サインバルタを服用することによって、「セロトニン」「ノルアドレナリン」が増えます。その結果、もしそれらの神経伝達物質が過剰になってしまうと、↑のような体の変化が現れます。

 

よく危険と言われるのがセロトニン過剰による「眠気」ですが、注意したいのはそれだけではありません。実は、ノルアドレナリンが過剰になるとやる気や意欲が出てくる反面、攻撃的になり、怒りっぽくなってしまいます。その結果、スピードを出しすぎたり、車間距離を詰めて煽ったりなどの危険運転につながる恐れがあります。

 

「私はそんなことはしない」と普段は考えていても、サインバルタの影響で過剰にノルアドレナリンが増えると、人が変わったようになってしまうのはありえることです。なので、「十分注意」というのはただ眠気だけを意識するのではなく、性格が攻撃的に変わってしまう可能性についても考慮する必要があるでしょう。