サインバルタとコーヒー(カフェイン)やグレープフルーツとの相性

 

コーヒーや紅茶、お茶などのカフェイン飲料や、グレープフルーツなど、医薬品によっては飲み合わせのよくない飲み物はいろいろあります。そして、「サインバルタと飲み物の相性ってどうなの?」という人もいるでしょう。

 

ここでは、サインバルタとコーヒーなどのカフェイン飲料、グレープフルーツジュースなどの相性について解説します。

 

カフェイン飲料やグレープフルーツのどこが問題?

 

カフェイン飲料やグレープフルーツジュースと、医薬品の飲み合わせが悪くなる例は複数あります。どんな例がまずいのかをまず押さえておきましょう。

 

なお、アルコール(お酒)とサインバルタの相性については

 

>>アルコール(お酒)は危険!飲酒の影響とは?

 

をご覧ください。

 

カフェイン飲料(コーヒー・紅茶、栄養ドリンクなど)

 

カフェインはコーヒーや紅茶、緑茶、栄養ドリンクなど広く含有されています。医薬品によっては、相性が悪くなります。

 

覚醒作用 カフェインには覚醒作用があるので、睡眠薬や抗うつ剤などの作用を打ち消すことがある。また、覚醒作用のある医薬品の場合、覚醒作用が増強されるおそれもある。
血管収縮作用 気管拡張薬の効果を打ち消すことがあり、相性が悪い。
胃酸分泌量 胃酸分泌量が増強されるため、胃潰瘍・逆流性食道炎を悪化させることがあり、治療薬の作用を打ち消すおそれがある。

 

↑がカフェインのリスク一覧です。

 

タンニン酸

 

お茶の葉を使った飲み物(紅茶、緑茶、ジャスミン茶、烏龍茶)にはタンニン酸が含まれており、鉄の吸収を妨げるため貧血になりやすくなります。そのため、鉄剤の効果を下げるおそれがあります。

 

グレープフルーツジュース

 

グレープフルーツには「CYP3A4」という医薬品の代謝酵素の働きを阻害する作用があります。なので、「CYP3A4」で代謝される医薬品の血中濃度が下がりにくくなります。該当する医薬品の場合、果実はもちろん、ジュースや果汁入りお菓子もNGです。

 

乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルトなど)

 

一部の医薬品は、牛乳と併用すると吸収スピードが速くなったり、逆に遅くなることがわかっています。

 

飲み物と医薬品の飲み併せが問題になるのは、ほとんどの場合↑のどれかとなります。

 

サインバルタと飲み物の飲み合わせ

 

次は実際にサインバルタと飲み合わせが悪いものを見ていきましょう。

 

飲み物

説明

相性

カフェイン飲料

サインバルタには中枢神経抑制作用があるが、カフェインには覚醒作用があるので効果を打ち消す恐れがある。

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タンニン酸

サインバルタは鉄分とは無関係

グレープフルーツ

サインバルタは「CYP3A4」とは無関係

牛乳

サインバルタは牛乳で吸収の遅れなどは出ない

 

↑はそれぞれの飲み物とサインバルタの相性となります。気を付けるべきなのは「カフェイン」で、カフェインを飲みすぎるとサインバルタの作用を打ち消してしまうおそれがあるので、あまり飲まないほうがよいでしょう。それ以外に関しては特に相性の悪さはありません。ただ、お茶はたいていカフェインを含んでいるので、タンニン酸の影響はなくても相性自体は良くありません。

 

グレープフルーツジュースや牛乳でサインバルタを服用するのはNG

 

グレープフルーツジュースや牛乳に関しては、サインバルタとの相性は悪くありません。しかし、そうはいっても「ジュースや牛乳でサインバルタを服用する」というのはNGです。

 

なぜなら、サインバルタの用法・用量というのは、「水で飲んだ場合」で考えられているからです。ジュースなどで飲むことは考慮されていないので、少し大げさにいうと「どうなるかわからない」と言わざるをえません。

 

何か重大なアクシデントがあるとは考えにくいですが、サインバルタの効果が落ちるなどなんらかのトラブルは考えられます。なので、サインバルタの服用は必ず水で行うようにしましょう。